2011年1月28日金曜日

太陽


昇っては沈むゆく太陽のように

ときに 厳しい日差しを

ときに 優しい温かさを

生きとしいけるもの全てを

受け入れ そして 尊し愛を捧げる

壮大なこの旅の中で

出会えたことに感謝しよう

© Written by PHLabo

2011年1月25日火曜日


流れ落ちる 涙の色は

初めは白く色がかっているけれど

こころが洗い流されるうちに

だんだん透明な涙に変わっていく

涙を流した その瞳は

初めはどこかよどんで見えるけれど

こころが洗い流されるうちに

だんだん透き通る瞳に変わっていく

© Written by PHLabo

2011年1月24日月曜日

時間の散歩道






いつもの散歩道 吹き抜ける優しい風
舗装していない道 名もなき草花たち

さりげない散歩道 新緑の音なき音達
小石と土の道 なぜそこに咲くのか

存在の意味など 誰も知らない
ただあるがままに この世に生を受けたから

行けばいいこの姿で 迷うことなく
例え人に何と言われようと 望まれようと
生きればいいその姿で 焦ることなく
変わりえない流れに身を任せて そうそのままで

季節の散歩道 覆い茂る木々の中
見上げるこの道 広がる青い空

言葉の意味など 知らなくていい
もう止められない この世に生を受けたから

心に残る時間(とき)の産物は 消えることなく
その原型をとどめたままで 崩れなくとも
今を生きるその力が  絶え間なく流れる
体内の血液のように 尽きることはないから


必然的な出来事 全ては偶然ではなく
止まった針を動かさなくても
見えない力に逆らわなくとも


行けばいいこの姿で 迷うことなく
例え人に何と言われようと 望まれようと
生きればいいその姿で 焦ることなく
変わりえない流れに身を任せて そうそのままで
そうそのままで そうそのままで・・・

© Written by PHLabo

2011年1月21日金曜日

それでいい



いいじゃん それでいいじゃん

いいじゃん そのままでいいじゃん

真っ白な世界の中に

自分の小さな心をポツンと置いて

ゆらり ゆらりと搖れる心のままで

いつの間にか

遠くから聞こえるピアノの調べとともに

温かく 心地いい 揺らぎに変わってく

暗闇が明けるときのように

ゆっくりと日が昇り 朝焼けに染まっていく

© Written by PHLabo

孤独 -solitude-



舞い降りたやわらかな場所に 指をあてて静かになぞってみる

大きく腕を拡げて 空を仰ぐと 東からの風に乗れそうな気分

つま先で軽く地面を蹴ると ゆっくりと飛び立てる暖かな風の中に

どれだけ遠くとても 乾ききっていても

あなたの小さな肩を包み込める この心の温もり

もっともっとそばへ この手を広げて

歪んでいる音を 塞いであげよう 今は最高の祈りで

ともしびを見失わずに あなたと眠れるまで

どれだけの痛みを 抱えて来たの?

忘れないで流れる時の中に 私がいることを

深く青い闇の中でも 抱いてあげよう 強く・・・

積もる雪も 翼に変えて 飛んでいこう あなたのそばへ

行く先の光を頼って 不安も溶かしてあげよう

傷だらけの足でも 暖めてあげよう あなたが眠れるまで

あなたのもとへ 翼にかえて飛んでいこう どこにいても・・・・

© Written by PHLabo

2011年1月19日水曜日

手当て



もし 願い事があるなら

その手を合わせて 目を閉じて

心の中で3回唱えてみよう

ほら 眼瞼の裏には何がみえる?

自分の気持ちに嘘はない?

しなくちゃいけないことなんて

頭から遠ざけてみて

思ったことを強く 強く念じてみて

痛がっている自分に気づいたら

胸に手を当てて 自分を優しく包んでみて

ほんの少しだけ 温かい気持ちになれるから

© Written by PHLabo

2011年1月15日土曜日

背負っているもの



重そうだね その背負っているもの

いつから そんなに重くなったの?

ずっと 歩いてきたんだよね?

大変だったね 疲れたよね

今 ちょっとでいいから

その背負っているものおろしてみて

ゆっくり 地べたにしゃがみこんで

膝を抱えて 丸く 丸く

そう ゆっくり息を吐いて

背中をお日様にむけてごらんよ

じんわり じんわり 温かくなってくる

少しの間 ゆっくり休めばいいよ

大丈夫 すぐ よくなるから

© Written by PHLabo

2011年1月14日金曜日

素直






嬉しいなと思ったとき

ありがとうって言ってごらん

辛く当ったとき

ごめんねって言ってごらん

苦しくなったとき

助けてって言ってみて

どうしても嫌なとき

嫌だって言ってみて

こころの言葉に耳を傾けて

ほら また 何かいってるよ

素直に口に出していいんだよ

受け止めてくれる誰かがきっといるから

© Written by PHLabo

2011年1月13日木曜日

のんびりと






長い長い上り坂 長すぎて天辺が見えない
昇る朝日や沈む夕日 上を向いて眺めながら

長い長い下り坂 長すぎてふもとが見えない
すれ違う人も風も どこまで行くんだろう

1人で歩くなんて もう疲れたから
一緒に歩こうよ 声を かけながら

焦らずに のんびりと 流れる雲の速さで
どうせ遠い道のり ゆっくりと踏み出そう
とりあえず いいから 時々足も止めて
移り行く確かな季節 じっくり感じてみよう

みんなで歩くほうが ずっと楽しいから
笑って歩こうよ 風に 吹かれながら

頑張らず ゆったりと 空を飛ぶ鳥のように
どうせ長い旅だから ココロはずむこのリズムで
とりあえず そのまま 自分の背丈で
変わり行く確かな風景 この胸にしまい込んで

© Written by PHLabo

2011年1月12日水曜日

一緒






独りじゃないんだよ

大丈夫

あなたのそばには

いつも見守ってくれる仲間がいる

自分の感覚を信じてみて

こころの安らぐ そんな感じ

大丈夫

独りじゃないから

© Written by PHLabo

2011年1月9日日曜日

祈り




遠くを見つめる 透き通った瞳

自分のすすむべき道

色づき始める空とともに

やがて温かな光が差し込む

祈り続け 祈り続け 祈り続け

道無き道が うっすらと 映し出された

膝まずいた その足で

擦り切れ 傷だらけのその足で

今 口元にかすかに笑みがこぼれる

流した涙を忘れずに 信じ 祈り

また 歩けばいい 歩けばいいだけ

© Written by PHLabo

2011年1月7日金曜日



空に手をかざしてみて

ほら 指の隙間から 

太陽の子どもが遊びに来てくれる

ほら 指先に感じるものは

遠く彼方から流れる風の匂い


冬の穏やかな日

あなたの手と空は

隙間から見える雲を越えて

きっと 今 つながったんだよね

© Written by PHLabo

2011年1月6日木曜日

天国 - Heavenly -






目に見えるものは何?問いかけてもなにもなくて

映らない鏡の中に 見せかけの人形達


不完全なものに囲まれて 振り向かないと決めていた森に再び引き返した

蝕み続ける病に立ち向かうことなく うずくまって「とき」を待つしか


うずくまって「とき」を待つしか


深い緑の水 得体の知れないものたちが騒ぎ始める

伸ばしたこの腕に 触れたものをたよりに昇ろうとするけど


行き着いた先にも 何もなく 押し寄せる不安の波だけ

あなたがいたならすべては霧もなく見渡せる


あなたの与えたこの「時間」を どう過ごしていけばいいの?

ぶつかりながら 痛みを引きつずりながら 歩いてきた

後ろに見える傷だらけの溝を 見つけ出すことでは進めない

這いつくばっても きっと辿り着ける あなたのその場所に

光の見えたその方向へ 向かって行ける

向かって行ける 向かって行ける 向かって行けるその場所へ

© Written by PHLabo

2011年1月4日火曜日

幻想



どこかに 舞い降りた天使

降り立ったその場所 暗く闇が閉ざす


あちこちに 散らばったその羽

薄青色に染まり やがて朽ち果てる


神様が示した光の先は

光の世界ではなく ただ ただ 広がる黒の世界

信じて飛び立った天使 光の道を信じて


交差した思惑 ほんの少し違っただけ

思い描いた未来 行方が消えただけ

ぼんやりと映る 自分の姿を見つめて

終わりを悟り 消えていくだけ

© Written by PHLabo